プロバレエダンサーが気づきにくいバレエの大切な感覚

皆さん、
バレエ特有の感覚、身体の使い方って何を思い浮かべますか?
アンディオール?
バレエ界の多くの人がそう思っていると思う。
でもね、空手の正拳突きや、相撲の身体の使い方でもアンディオールとは呼ばないけど、螺旋(スパイラル)の動きは出てくる。
もっと言うと、アンディオールについては、数学者が元祖だと思う。
興味ある人は、フィボナッチ数列で検索してみて!
バレエ特有の身体の使い方、感覚
これに気づいたのは、海外バレエオープンクラスに参加した時。
普段、パソコンのモニターとにらめっこして、バレエ以外の日常を送っていて、
ある日、急にバレエをすると、明らかに違うこと。
それは、
横への意識(感覚)

日常のしごとや、生活で、意識するのは常に前方。
スマホでもパソコンの画面でも。
スポーツ全般でもそう。
僕がやっていた空手や、野球でも、意識は常に前。
たまに後ろ。
前後はあっても、
左右への意識というのは、あっても、突発的なものに過ぎないです。
それが、バレエだと、横に展開する動きが多く、
そこにアンディオールで外旋すると、常に踊りながら、意識が横にいっている。
多分、これは、バレエに近いとされる、フィギアスケートや新体操にもないんじゃないかな?
彼らの動きって、前や後ろが主体だよね?
だから、久方ぶりにオープンクラスに参加してバレエをした時、改めて感じます。
うわぁー、意識を普段より、もっと左右に展開しないと・・・。
多分、これを感じるのは、バレエ中級以上の、プロじゃない日常を送っているバレエダンサーだけだと思う。
けど、この感覚、とても重要だと思う。
僕が、オープンクラス参加する時に、いつも心がけている。
横にー、横にー、普段より、横の意識を展開。
でも、上腕、下肢をアンディオールで横に広げるだけでなく、
それと同じだけ、肋骨、首を、内旋で中心に力を集め、上下に力を抜けさせてあげる。
でないと、大きく動いた時、遠心力にでふっとんじゃうので。
アンディオールの外旋と内旋で、ちからの均衡を、緊張せずに作ってあげる。
これら横意識の退化は、
プロのバレエダンサーがわからず、バレエ再開組にしかわからない現象。
上下の軸はよく注意されていることだけど、横の意識が、日常生活を送っている一般の人は、とても退化している。
だから、
一部のわかっているバレエダンサーは、あえてバーを、サイド中心で行っていたりするのかもね。