パリの有名バレエ学校Stanlowa
Stanlowa(スタンロワ)体験レポート。
パリの凱旋門とオペラ座の間くらいにあるオスマン通り沿いの学校。
凱旋門、オペラ座からそれぞれ車で7,8分。
結構大きく、スタジオが6つくらいある😯
先に学校評価
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Stanlowaバレエ学校の総合評価 ★★★★
レッスン内容:★★★★★ 先生も生徒もよかった
学校設備:★★★★ よい方だと思う
費用感:★★★★ 20 EURO/ class
利便性:★★★★ ネット予約あり
安全性:★★★★ まぁ安全な場所
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日本人も少ないけどいる。パリのバレエスタジオでは日本人ダンサーの割合が一番多いのでは?!🕺
オスマン通り沿いからスタジオレッスン風景が見えるけど、入口は、オスマン通りから1つ入った裏側から。
入口の風景
タクシーかUberの場合、オスマン通り沿いの止めてもらって、そこから歩いてOK.
レンタル自転車置場がスタジオの眼の前にあるので、借りられるアプリがある人はそれが便利。
入るとこんな感じ。
創設者のStanlowa親子。おばあちゃんと娘のおばさん、がよく2人で受付にいます。
結構、家族経営な感じ。
Bonjour以外英語で話しかけると、フランス語で返してくるStanlowaおばあちゃん。
英語が話せないのか、愛国心からフランス語だけ使ってくるのか不明。
指示されたとおり更衣室に向かうは地下。
サウナ室のような場所で、男子は着替え。
トイレはすべて共用らしく。男も座っておしっこをしなさいの張り紙(笑)。
スタジオはこんな感じで、6つくらいあるうちのメインのもの。
床もリノで踊りやすい。何より、小さいながらも窓に面しているのが気持ちいい(メインスタジオのみ)☀
さて、施設紹介はこれいくらいで、以下は踊りレポ🕺
Stanlowaバレエスクール。今回2024年は2回挑戦しました。
1回目:金曜夜19時の上級クラス
パリ到着。凱旋門近くのホテルに17時頃チェックイン。
そこでウエルカムドリンクにシャンパンが出され、待っている間にぐいっと一杯。
「あ、しまった・・・。今夜、バレエレッスン参加する予定だったはず・・・」
と、後悔しつつも、まぁパリだからいっか、と謎の楽観論を持ち、お風呂に入り汗を流し、エビアンをごくごく飲む。
そして、いざ、スタンロワへ。
予約していなかったので、受付のスタンロワおばあちゃんに聞くと、20ユーロ(3000円ちょっと)とのことで、現金を手渡し。
そこへ日本人の女性スタッフが登場したので、クラスの場所を確認。
すると・・・、
「日本人がほとんど受けない一番上の上級クラスですよ? 大丈夫ですか?」と心配をされる。
「はい。ご心配ありがとうございます」と返事をしつつ。
平日の夜のクラスは、午前のクラスと違ってレベルは高くないはず。
仕事帰りのOLさん達狙いのクラスだから・・・。
と、思いを巡らせながら、
シャンパンの酔いを完全にとるため、エビアンをもう一本飲み干す🚰
スタジオ1。
行ってみると、満員に近い25名くらい。🩰
日本人は確かに一人もいない。10代 20代の女の子はまぁ多いが、半分はOLのような30代女性や中年おばちゃんなども混じっている。
ピアニストが日本人の方だったので、話すと、日本人がこのクラスを取るのは初めて見たとのこと。
先生は、写真のFrancoise先生、ただ、もっと年齢を重ねて、ついでに化粧も重ねている。
ちょうど、千と千尋に出てくる湯婆婆 のような派手な大阪風おばあちゃん。
なんと、元パリオペの方。。。
お、おう・・・。
内容は、大阪人っぽいノリで進み、結構 コンテっぽいのを入れながらバーを終え、センターも終了。
男が僕入れて3人だったので、マネージなども入れて、到着当日に、フレンチのフルコースを堪能。
(男はの1人は、大学生風の僕より上手い白人の子。もう一人の黒人君は、うーん、まだまだって感じ)
感想:
難易度は、頻繁にリバースを入れたり、途中コンテ風のものが入ったりで、一瞬、ブランクになることはあるが、リズムにあわせてついていけたレベル。
ただ、フランス語がわからないと、結構きつい。
それと、オープンクラスなのに、定番で授業が進んでいるので、
この湯婆婆先生が、「あ、あーん、あ、あーん」とかで軽くフリをみせて、フランス語で説明しながら進んでいくので、
2番手以降にまわって、先人達を確認してからでないとつらいのを感じた。
レベル的に、アーキタンツの中上級くらいあると思ったけど、自分に、微量ながらシャンパンが入っていたことや、パリ到着当日の疲れ、フランス語未理解があったことを考慮して、中級レベルと判定。
参加者が、バレエ初中級から中級レベルのOLさんや中年おばちゃんなども半数くらいいたから、そこまでプレッシャーはなかったのも幸いだった。
ただ、この先生のクラス、単に動きを追える、できる、からOKというより、その先にある、見せ方(魅せ方)などで学ぶことは多いのかなと感じた。
僕がフランス語さっぱりなので、その湯婆婆先生の話す内容がわからなかったのが惜しい。
そんなこんなで、パリ初日、着いたばかりの日に受けた上級クラスが終了したのでした。
2回目:日曜朝10時、中級クラス
日曜日のパリは、結構お店が閉まっている。
そんな中、オープンクラスで、中級以上のクラスで空いていたのがスタンロワ。
Googleの登録情報では、日曜Closedとなっていて不安だったので、今回は、事前にネットで予約して支払い。
前日に残り2席となっていたのにはびっくり。
当日行ってみると、満員の25人のぎっちり🧑🤝🧑
日本人の12歳くらいの女の子や20代くらいの先生風の日本人も参加。
先生は、185CMくらいのイケメン。↓
後で調べたら Allister Madinという方で、この人もパリ・オペラ座・・・。
パリオペ出身の先生、ごろごろオープンで教えているんだね。
すごいよ、パリのオープンクラス😯
バーもセンターもテンポよく進み、先生自身がまだ現役っぽい感じで、お手本をきれいに見せてくれる。
これ、本当にありがたい。
自分は、結構、視覚的にコピーして覚えるタイプなので、先生が高齢とかで、手本を手抜かれると、本当テンション下がる。
この先生は、がんがん動いて、手本を見せてくれるのが、こっちのやる気も引き立つ🆙。
また、注意も結構してもらえて、参考になった。
それと、ピアニストの方が、フランス人の女性で、結構、熱を込めて引いてくれたのも大きい🎹
前回の元パリオペの湯婆婆先生が、感情をある程度出しながら踊って魅せていたように、フランス人達は、感情を芸術に乗せるのがうまいなと思った。
前回担当されていた日本人のピアニストの人には申し訳ないけど、淡々と弾き過ぎて。
つまらない・・・。
乗れない・・・。
印象に残らない・・・。
多分、この辺は、日本人の自分の踊りにも教訓となるものだろうなと思った次第でした。
Stanlowaの中級バレエ、アーキタンツ初級くらいのレベルがあり、決して物足りないということは全くなく、上級クラスとの差はあまりないなと思った次第。
なにより、来ている人のレベルも、初心者おばちゃんに混じって、レベルの高い女子も、日本人女子含めて結構参加していて、大変満足なクラスでした。
P.S: 2024年現在、Stanlowaのトップページが、ウイルスに汚染されているようで、変なロボットのメッセージ画面に出たら、許可するなどボタンを押さないこと。いや、そもそもアクセスしないように。
スケジュールの予約ページの直リンクはこちら (変更されていたらごめんね)