ローザンヌバレエのニュースを見て、改めてバレエママを尊敬

ローザンヌバレエコンクール、日本でもかなりニュースになっていましたね。
特に3位入賞の安海さん。
一部のダイジェスト映像しか見ていないですが、くせ毛が印象的な、元気いっぱいな子でした。
ニュースでは、18歳で身長160 CMだけど、頑張って続けた結果、3位になれたと美談となっていますが、それは受け取り方次第。
ローザンヌの審査基準の1つに、身体の美しさが入っているので、もし身長が175以上なら、1位をとれていたかもしれない・・・。
News -”安海さん、4回目のローザンヌ出場で、身長に負けずの快挙”
でもね、
社会人の自分は、すぐ現実的なお金のことを考えてしまうよ。
国際大会はお金がかかる。
かく言う僕も、少年野球の選抜チームに入っていた時、台湾の国際試合に行ったことがあります。
チームメイトと一緒に宿泊して、コーチも1人、場所も台湾だったので、親は参加せず、費用は抑えられたはずだったけど、親に聞くと、それでも海外試合はそこそこかかったと聞いた。
一方、
バレエは個人。場所もEU。色々出場準備に金がかかる。
ローザンヌバレエ1回でるので、どれくらいかかるのだろうか?
・宿泊費: ローザンヌバレエは、1週間通して行われるので、時差慣れも考えて、10日は少なくとも滞在するでしょう。
混雑するホテル料金、しかも物価の高いスイス。
最低1泊5万円として、10泊で50万円。 別途、先生のホテルも負担するとして、それで100万💰️💰️💰️
・移動費: 本人、親、先生と3人分のチケット20万×3=60万💰️💰️
・振り付け費、レッスン代:クラシック、コンテンポラリーそれぞれ50万、あわせて100万くらい?💰️💰️💰️
・その他費用:コンクール参加費、舞台衣装代、現地食事や、ビデオ審査の作成依頼など:40万くらい💰️
1回ローザンヌ国際バレエコンクールに出るのに、ざっと、最低でも300万円ほどかかる計算。💰️💰️💰️
それが、4回も出場って、1200万は最低かかっている・・・💰️💰️💰️
田舎で、家が買えるかもの値段じゃない?
もちろん、親がバレエ教師なら、半額の150万くらいで、出場できると思うけど、
安海さんの場合、私立のバレエ専門の高校だから違うよね。
1200万、我が子のやりたいことのためにコンクール出場を支援し続けてきた親御さんに、本当に頭が下がる。
すごいよ。
多分、他にもコンクールや発表会費用、週6,7のレッスン代、私立学校の授業料など。💰️
ただね。
社会人の悪い癖で、すぐ費用対効果を考えてしまうのだけど、
正直、18歳男子で160CMの身長だと、今後、バレエ団に就職は難しいんじゃないかな、と思う。
今、EUの女子の平均身長でも170くらいあると思うから。
クラシックではなく、コンテンポラリー専門で行けば、なんとかなるかもしれない。
でも、なかなか将来の経済事情厳しくなるよね。コンテそこまで観客いないから。
もちろん、親が金銭的にゆとりがあれば、全然そんな心配しなくてもなんとかなってしまうのが人生で、
きっと、お金持ちの家庭なんだろうと思う🤔
最後に、
正直、バレエって、
才能、努力より、お金と運勝負の世界。
才能、努力 < お金と運
もちろん、ローザンヌファイナルに残っている人は、ものすごい努力をして、才能があるのだろう。
ただ、彼ら以上に、努力をしていて、才能がある人もバレエ界には絶対いる(いた)。
でも、お金がなかったり、バレエ教師がハズレで運がなかったり・・・、
そういう人たちは、途中で脱落させられるのが、意地悪なバレエの神様のすること。
少なくとも、僕の頃いた日本の学問の神様は、
お金節約で、塾行かず、参考書だけ読んで努力して、当日試験でよい点数をとれば、よい大学に入れるようにしてくれている。
(今は、”総合選抜”というお金持ち有利の試験に大学入試が変わってきているけど・・・)
とにかく、バレエにお金をせっせと運び、よいバレエ教師という運をひきよせた保護者のバレエママ、パパ
は、すごいと改めて思いました。