バレエ舞台公演をあまり観なくなった理由3つ

バレエの舞台って、皆さん、よく見に行ったりするのですか?
寄付して、賛助会員になっているバレエ団からは、舞台稽古見学会のお誘いがあるので、そこ位は行っても、
本舞台の公演って、行かないんですよねー。
なぜ?
今回、その理由を改めてかんがえてみたので、書いてみます。
1.長い
招待される舞台稽古見学会は、1時間くらいで、拘束自由なのに対して、
本舞台は、2.5時間-3時間くらい。
長すぎ。
自分、ADHDの気があるせいか、長い時間じっと座っているの苦手なんですよねー。
バレエ見るのは、別にYouTubeなどでよくね?
って人間。
こういうと、
バレエの先生達から、
YouTubeと、生で観るのは全然違う!
とか怒られそうだけど、
舞台袖からや、一緒に踊るくらい近いならまだ分かる。
でも、離れた客間から観るのだと、
YouTubeでベストアングルでみる方が、生で観るよりよっぽどいい。
特別賛助会員は、舞台袖から見ていいよ!っていうなら、
寄付額増やしてでも、観に行きたいと思う。
理想はこういう距離感の舞台。
だったら実際に足を運ぶ。
僕がユーチューブ世代だからかもしれないけど、
別にAR, VR入れてバレエ見たって、全然いい派なので、
育ってきた時代や環境にもよると思う。
多分、僕より下の、10代、20代の子は、もっとこの傾向が強いんじゃないのかな?
2.リハやり過ぎで、ドキドキ感がない
これは、日本のバレエ界に言えることなんだけど、
日本のバレエって、海外のバレエみたいに公演数が多くないから、1つの舞台の準備に、ものすごい時間かけるよね?
だから、本番は、結構、やってきた内容をなぞるだけ。
予定調和
そんな舞台に、僕が期待する生々しさやドキドキ感は、生まれてこない
そう感じてしまっています。


多分、これも、僕が、ストリートダンスの世界に入り、
インプロで踊る。バトルする世界観を知ってしまったから、刺激過多になってんだと思う。
クラシックは無理でも、
コンテンポラリー演目は、もうちょっとライブ感というか、ドキドキ感の出す演出をしてほしい。
正直、ガラ公演で、みんなが自由にやる舞台って結構好きだった。
昔、中高生の頃、『マラーホフと愉快な仲間たち?』
だったか、そんな公演で、
ウラジーミル・マラーホフが、グランパドシャで、光のストロボ効果で、空中移動の術やったり、
他の出演者が、その場その場で、プロの踊りを見せてくれたり という舞台。
もう20年くらい経っているけど、まだ覚えているよ!
ドキドキ、ワクワク感、日本のバレエ公演には感じられないから、観に行っていないという感じかな・・・?
ちなみに、僕が好きなのは、↓こういうラフな感じで、ダンサーの素が見えながら踊る感じ。
海外のオープンクラスの上級クラスとかで、
プロがいて、たまに、見ていて、涙が出てきそうになる時がある。
そんな感動は、距離が近いからだけでなく、
ダンサーの素を出した、のびのびした踊りが、心を打つのだと思う。
仕事でも一緒で、プレゼン上手い人は、リハや練習をほぼしない。
一字一句覚えてなぞって喋るなんてもっての他。
自分の素を出して、楽しんで話す。
見ている人との、一体感を重視すると成功するビジネスプレゼン。
日本のプロのバレエダンサーの中で、本番舞台を、観客との一体感を重視する人がどれだけいるだろうか?
いなくね?
そのあたりは、ストリートで踊るダンサーや、パフォーマー、ビジネス講演を聞きに行くと違いがわかると思う。
もちろん、リハをしっかりやって、躍り込むのは重要だけど、それはアプレンティスレベルだと思う。
3. コンテンポラリーバレエの演目がつまらない
これは、日本、世界のバレエ舞台共通。
なんか、バレエコンテンポラリーの舞台って、
同じフリ、どこかで見たフリを、重ねて、ルーティーンのようにして作っていない?
なんだか、数秒ごとに、同じフリがループしているんだよね。
バレエはあって、みせてもいいけど、もっと独創的なバレエにしてくれよ!って感じ。
(一応、言っておくけど、バレエでないコンテンポラリーや舞踏とか、あっち系は好きじゃない・・・あれらは、ダンスじゃなく”パフォーマンス”)
ちなみに、ブレイクダンス(ストリートダンス)のバトルの大会や、路上の試合とかだと、
一度使った技は、二度は使わない。
使うと大幅減点。
観客からはリスペクト(尊敬)されない。
という暗黙の了解がある。
だからかもしれないけど、
コンテの舞台で、いつもどこかで見たフリや動きを見せられると、ぐっと萎える。
料理で、アミューズ卵料理来て、オードブルまた卵で、メイン卵料理、デザートも卵黄メインで使ったものかよ?
みたいな感じ?
だから、バレエの公演は、時間と手間をかけて行くのは別にいいかな?
という感じ。
招待される舞台稽古見学も、雰囲気と、ダンサーの身体を確認してという感じ。
あくまで個人の感想ですが、こんな感じの人もいるんだな と思ってもらえればと思ます。
p.s: 宝塚は、仕事の付き合いや、母親がファンクラブ入っていて、チケットがまわってきて、よく行くことがあります。
長いけど、それが持つのは、宝塚の個性が強くて飽きないからかなぁ?
一部のストーリー舞台も、小難しくないので、リラックスできるのと、
二部の小作品は、緩急つけたものがあるのが救い。
宝塚スターの名前は、全く知らないけど、
エーデルワイスをソロで、しっとりと歌っていた時、周りの、観客が、グスングスン泣いていたのは、面白かったです。
