パリAACのプロバレエクラスはレベル高すぎ!
パリ、モンマルトル、ムーラン・ルージュの隣にある「AACバレエスクール」
こちらに2025年も参加してきましたので今回、レポート。
AACバレエ学校の基礎情報は下記リンク先を参考。
バレエプロクラス – Didiere先生
以前(2024年)、AACバレエ、日曜日の中級オープンクラスに出て、まぁまぁ楽しめたし、
なにより、傾斜床が楽しめるバレエスタジオなんて、そんなにないので楽しみにして参加
しかし、パリのプロクラスは、予想を遥かに超えるプロ集団の登場に、今回、驚くばかりでした❢

まずDidiere先生。これは40年か50年くらい前の写真。
もちろん、パリ・オペラ座の元ダンサー
今は、消化器系がよくないのか、顔色が土っぽく、頬がコケて、骸骨みたいな顔になっていて、ちょっと怖い。
レッスン中に、ニコリともしない。
そんな先生のクラス、まず参加者30人くらいが超やばい。
全員プロの上位レベル。
この写真からも、踊れるやつらばかり、というのが見えるはずです。


とりあえず、話を戻して、最初、教室にはいる前、
ピアニストの方が日本人で、確か、工藤さんなので、この方だと思う。

少し、小話をしました。
内容は、
・日本人ダンサーがいないのは、みんな、レベルが高すぎて、他のスタンロワとかに行ってしまったみたい
→おいおい。Stanlowaだって、レベル高いでしょう。。。もしかして、このクラス劇ムズ?!
・今日来ている人は、皆プロで、シーズン契約していて、今オフなので、ここに来ているけど、仕事が入ると、こなくなる。だから、オープンクラスとして、プロ専用ではなく、一般も受け入れて、生徒の波を防いでいる。
→やっぱ、現役のプロ・・・、しかもパリで!?
これは気合をいれないといけないと思い、バーにつくも、
人多すぎ! みんな気合が入りまくり!!
というのも、バーの前に、
Didiere先生が、芸術監督っぽい男性2人を紹介し、
「彼らは、今日、君たちをしっかりみている。ぜひチャンスをつかんでほしい」
的な事を言っていて、その2人は、レッスン中、ずっと見ていたので、オーディション兼ねているレッスンだったみたい・・・。
話をレッスンに戻すと、バーも含めて、
すべて、フランス語で1回しか言わない・・・。
動きを見せることもしない・・・。
話しながら、手で動きのうつしぐらいはやってくれた程度。
なので、超きつい。
途中で、Didiere先生が、いかにもフランス語を理解していなさそうな、僕をじーっとみつめながら、英語で、2回ほど、バーレッスンの説明をしてくれたけど、あとは、もちろんフランス語での説明のみ。
センターにいくとさらにきつい・・・。
1回の説明で、かつ、難易度も高かったので、
参加のプロの上位の子たちも、
”どよどよ・・・”となっていた。
キョドっている自分を尻目に、
プロダンサーたちは、オーディションを兼ねているからか、
多くが初回グループにならず、慎重に2番手以降にまわる。
結局、新参者の自分が、初回グループに入らざるを得ない雰囲気だったから、もうつらいのなんのって・・・。
まわりを伺いながら、0.5秒くらい遅れて、動くも、
そんな動きが洗練されるはずもなく、みじめに振りうつししながら、こなしていく。
アダージオは、まだいい。できる・・・。
アレグロとかになると壊滅的で恥ずかしかった・・・。
ただ、せっかくの機会、ここでリタイアしたくなかったので、
ザンレール、マネージ、フェッテなど、きちんと男性組の練習にはついていく。
思ったとおり、傾斜床での練習は、とてもよい経験になる。
緊張しても、決して身体を固めることなく、
ゆらぎを吸収できるように、身体の伸びやひっぱりを意識しながら丁寧に踊る。
最後まで踊りきった時、達成感はあった。

けど、先生の指導も全くなく、練習というよりも、これプロのウォームアップに近い感じなので、2回目はない。
プロクラスでもWorld Ballet Dayとかの動画を見ていると、先生の参加者への指導はあるんだけど、この先生は、それも全くない。
帰る時、Didiere先生が、玄関の外で、タバコか、マ◯ファ◯を満面の笑みで吸っていて、目が合うと、バーイと手をふってくれた。
レッスンでも、この笑顔とテンションでいてほしかったなと思った次第でした。
このレッスンはアーキ上級バレエを超えて、過去一、難易度が高いバレエクラスとなりました。