バレエ旅行計画での大事な8つのコツ
海外の美術館や、コンサート、観劇を主目的にするアートトラベル(芸術旅行)。
野球やサッカーを観戦しに、海外に行くスポーツ観戦ツアー。
アートトラベルは、女性を中心に結構多いと思うのですが、
主に海外のバレエ、オープンクラスに参加するのを楽しむ、バレエトラベラーは、まだ少ない。
”バレエトラベラー”というワードも、検索したら、僕が初めて使用しているようです・・・。
そこで、バレエトラベルを計画するうえで重要な点を、皆さんとシェアしたいと思います。
1. 土日はレッスンが少ない。移動日にあてるのがよい
土曜日はまだしも、日曜日は、日本のように営業していない店、スタジオが多いのが海外。
なので移動日程は、迷ったら、日曜とかにしよう。
ちなみに、有名バレエ学校のオープンクラスに参加が目的なら、
開講曜日が限られているので、
先にその学校のオープンクラスが何曜日開催なのか?
確認した上で、旅行の計画を立てたほうがいいです。
先に航空券買って、日程たてた後、オープンクラス開催は、いない曜日だった・・・となるので。
2.宿泊場所は、目当ての教室とのアクセスを考えよう
よっぽどお気に入りのホテルや、ホテルグループがあるなら、そのステイを楽しむのも、旅行の醍醐味。
けど、特にこだわりがないのなら、先にオープンクラス参加のスケジュールを立て、
それにあわせて、教室近くのホテルを取るのがよいです。
残念ながら、女性は、犯罪の標的にあいやすい。
特に、レッスンの帰り道、疲れてぼーっとしている時など注意してください。
また、遠くの安宿に宿泊して、教室までタクシーやUberを使うと、その値段で、中心地のホテルに泊まれることがよくありますよ。
3. 高価なブランドや、着飾るものは持っていかない
海外は日本と違って、少し目を離したら、
それは
誰のものでもない状態 = 自分が持って帰っていい という文化です。
今は成金の中国人が多いですが、日本人でもブランドもののバッグを持った旅行者をよくみかけます。
バレエスタジオに持ってこようものなら、
バー終わりや、レッスン終わりの混雑した時に、バッグごともっていかれます。
そうでなくても、
高価なものを持っている人は、犯罪のターゲットに遭いやすい。
例えば、レッスンで、高価なブランドを持っている女性がいた。
それを参加者の一人が、彼氏かだれかに、テキストで伝え、
レッスン終了後、その男が、ターゲットが出てきたところをつけて、ひったくる。
というのも普通にありえる話。
間違っても、
海外のバレエ教室でレッスンだから、キラキラの自分を演出しようとか思ってはだめ!
4.コスパよく行くならオフシーズンを狙おう
旅行日程にこだわりがないなら、航空券もホテルも安くなるオフシーズンを狙おう。
基本、寒い季節、冬ですね(年末年始除く)。
夏と比べて、旅費が半分で済む。
これ大きい。
*オーストラリアなど南半球は、日本の夏がオフシーズン。
5.現金は少し用意するか、事前にオンライン予約しておこう
現金なんて、今はほとんど使わないけど、バレエ教室ではたまに、先生に直接支払いというオープンクラスもあります。
その場合のために、いくらかの現金も必要。
また、事前にオンライン予約ができる学校の場合、軽く会員登録して、予約枠がどれくらいあるかを見ておくか、予約してしまうといいです。
ただ、一度予約すると、キャンセル時に、登録カードにキャンセル料がかかるかもしれないので、注意してほしい。
予約枠に制限がある場合、行っても定員オーバーと言われるのもかなしいので、その場合も事前予約必須。
(よっぽど人気のスクールか、有名バレエ学校附属のオープンの場合に限る)
6.クラス参加レベルは、日本と基準が違う
オープンクラスで参加するクラスのレベルは、気になりますよね。
低すぎても嫌、高すぎても申し訳ない。
でも、海外のバレエオープンクラスは、結構、空気読まないというか、
じい様、ばあ様達が、中級とか上のクラスに出ていたりする。
やれるところだけやって、無理なところは、すっと抜けて見ているって感じ。
その逆パターンは、日本人がやりがちで、
踊れるレベルなのに、あえて初級や全くの初心者クラスに出てくる人たち、
この場合、先生がやりにくいらしく、むこうの先生は、はっきりと、レベル変えなよと言ったり、
違うクラスに来たあんたが悪いと、元のレベルを守って、違うレベルの人は放置となることも。
日本のように、参加者見て、決まっているレベルを柔軟に変えたりはあまりしない。
基本、欧米は、契約社会なので、
契約で、このレベルのクラスでレッスンします となったら、
参加者にあわせてあまり変えず、きちんと契約レベルの内容でレッスンをします。
ちなみに、バレエ中級と書いてあっても、
稀に、レッスン時間が75分とか60分の場合、初級や初心者レベルの内容なのは、バレエクラスの暗黙の了解だから。
中級以上の人は、必ず、90分クラスのバレエレッスンでいきましょう。
7. 入国審査では、バレエ旅行が目的とは言わない
入国審査で、渡航目的を聞かれるけど、普通に
”観光”
と言っておきましょう。
「バレエやダンスをしに来た」と言った場合、
審査官によっては、
”ダンス? ストリップダンスや、セクシーダンス?”
”仕事扱いだから、ビザ必要。ビザ持っていないよな?”
”どっかの絵画みたいに、バレエの後、黒い服を着たパトロンとなにかあるのか?”
却下 → 強制送還。
となる可能性もあるので。
入国理由は、観光(Sightseeing)で、全然いいよ。
具体的には? と内容を聞かれたら、バレエやオペラ観劇を楽しみにしています。
とか、くらいなら言っていいよ。
*ちなみに一度、強制送還になると、その国に今後、行くことは5年くらいは絶対無理。
10年以上経って、少し可能性があるレベル。
入国審査は緊張感をもってね。
8.たくさんの都市をコスパよく、レッスンして周りたいのなら、航空券ルールを勉強しよう
オープンジョーやストップオーバー、24時間以内途中降機、トランジット(乗り換え)など、飛行機のチケットには、料金や、必要マイル数変わらずで、いくつかのお得な活用ができるルールが存在します。
これらを活用すれば、
例えば、日本ーロンドン往復に払う料金金額や、特典マイル数が全く同じにもかかわらず、
・オープンジョーにすることで、ロンドンin パリoutにして2国間まわれたり、
・ロンドン行く前に、ウィーンにストップオーバーして、2,3日ウィーン滞在してレッスンに参加できたり、
・ロンドン行く前後に、ウィーンにストップオーバー、マドリッド、ミラノ、台湾などで無料で降機できるようにしたり、
色々な方法が使えます。
ちなみに、オープンクラス出るだけなら、24時間以内の滞在で十分できるので、
元気な人は、無料でこうしたオプションをつけて、色々な都市をホッピングしながら、バレエクラスに参加することも可能です。
例えば、朝8時に乗り換えの空港ついて、9:30スタジオIN。
10時から11:30レッスン。 街ぶらして、15時に空港戻り、17時の飛行機で、
次の都市22時到着、空港ホテルで休み、
翌朝9時にスタジオIN。12時OUT。街ブラして、空港へ行き、ラウンジで食事を取り、次の都市へ・・・
といった感じが可能。
これを
バレエトラベルホッピング
と呼びます。
今、名前をつけた!