相撲とバレエ

相撲とバレエ
決して交わらないと思うものでも、意外と交わったりするのが面白いところ。(写真はAI作成。実物ではないです)
先日、住民票のある区で、無料相撲体験というのがあって、興味本位で参加してきました。上半身ハダカに、簡易まわしをつけて2日間。
意外に、女子相撲もやる人がいてびっくり。
もっとびっくりだったのが、日本の伝統相撲が、バレエと共通点が多かったこと。
・四股(しこ)― 足を2番に開いて、交互に上げ下げ。
もちろん、アンディオールし、丹田を意識して、下肢をあげる。
上げきったら、そこからさらにためをもって、更に少し上げ、コントロールしながら静かに降ろす。
バーレッスンと変わらないね。この鍛錬。
・腰割りー 基本二番ポジションのプリエで、止まっているようで、止まっていない。
身体の中は動いている。結果、止まっているように見えるだけ。
バレエと一緒だね。



・すり足ー 足を二番プリエから、アンディオールしながら、かかとから前に出して進むすり足。
基本、常にプリエで、相手とぶつかる時にアップ。そしてプリエ、アップで、相手を上に浮かせながら攻める。
勝敗は、土俵から出るか、足以外がつくであるが、
本質的には、相手にプリエをさせないように押し上げた方がほぼ勝ち。
どういうことかというと、
相撲も、動作は、必ずプリエから入る。
プリエアップで相手を浮かせれば、相手はプリエができず、有効な反撃に移れない。
かつ、接地面が少なくなり、摩擦係数も減り、動かされやすくなるから。
練習では、もちろん素足で、基本の動作を、淡々と練習し、最後は土俵で、実戦対決。
体重差がある力士には、全く通用しなかったけど、
途中で、グリッサードばりの方向転換や、
バレエのバランス感覚で、土俵際で、色々粘れた(うっちゃり)。
楽しかった👍️
何より、
ヨーロッパに伝統舞踊バレエ🩰と、日本の伝統格闘技の相撲で、共通する身体の使い方があり、それに驚愕。
おそらく、世界広しといえど、バレエ経験者で、かつ、相撲経験を持ったのは、多分、世界で僕だけだと思うので、レポートしてみました。
女子相撲も、Tシャツ着とスパッツでやっていて、参加者の2割くらいいたので、バレエ女子も、機会があれば、体験参加してみるといいよ。
日本の伝統からも学ぶこと多いよ。本当に。