男の自分が10代で一旦バレエを辞めた理由
閑話休題。
たまには、自分のバレエネタも・・・。
まず、今話題のAI(人工知能)に、
「男性がバレエを辞める理由」を聞いてみました。
AIからの回答は、以下:
男性がバレエをやめる理由は様々ですが、一般的には以下のような理由が挙げられます。
- 社会的なプレッシャー:男性がバレエをやることに対しては、一般的には女性のものと見なされることがあり、男性の間でもバレエをやることに対する社会的なプレッシャーを感じる場合があります。
- 怪我:バレエは身体に負担がかかるスポーツであり、怪我をすることがあります。特に男性は、彼らが担当するジャンプやリフトなどのより身体的に要求される部分により高いリスクがあることがあります。
- 興味の欠如:バレエは非常に技術的であり、練習を積まなければうまくなることはできません。男性がバレエを続けるためには、高いレベルの興味と献身が必要であり、このような献身が欠如する場合もあります。
- 就職における偏見:バレエは一部の男性にとっては、職業として追求するにあたって、就職における偏見に直面することがあるかもしれません。
- キャリアの選択:男性がバレエをやめる理由には、別のキャリアを追求するために時間やリソースを割かなければならない場合があることもあります。
以上のような理由が男性がバレエをやめる理由として考えられますが、男性がバレエを続けることで、技術や表現力を磨き、大きな成果を収めることもできます。
なるほど・・・。
自分は5だったかな。
僕がバレエを辞めたのは、10代の頃。
10代と言っても幅広いけど、中3の頃。
Q: 受験勉強のために辞めたの?
別に受験があったからとかではないよ。
都立の中高一貫校に通っていたから、特に高校受験はなかった。
勉強は忙しかったけど。
Q: 思春期で恥ずかしかった?
いえいえ、全然。
バレエをやっていたことは、隠すこともなく、オープンにしていた。
東京都内の中高一貫校だったからか、来ている同級生の中にもバレエ経験者や、バレエに理解のある男子がいて、
校庭で、カブリオールの打ち合い競争をやったり、ジャンプや回転数を競って遊ぶこともあった。
だから、漫画や、映画でよくある、バレエをやっている。はずかしー。なんてことは全然なく過ごしていた。
東京特有だったからか、珍しい事例なのかなー?
Q: じゃあ、なんで辞めたの?
理由 当時、男性バレエダンサーの先輩達にあまり夢をもてなかった。
自分は、都内で、女の先生が主催する中規模くらいのバレエ教室にずっと通っていた。
主催の先生の息子さん(先輩)や、何人かの先輩男性ダンサー。
ゲストでいらっしゃる男性ダンサー。
練習や舞台を通して仲良くしていただきました。
踊りや演技も素敵で、うわー男バレエやっぱかっこいいよなー。
と感じさせてくれて感謝でした。
ただ、ちょっと離れた客観的な視点でみると、
言っちゃ悪いのだけど、
男性バレエダンサーって、今はどうか知らないけど、
当時、地方の田舎ヤンキーっぽい雰囲気があって・・・
え?なんだか、年上の先輩なのに、子供っぽくない?
と、年下の自分が、思ってしまっていました。😢
実は、習っていた主催の先生は、王子に対しての憧れが強く、
先生は、昔から、
『王子を踊る男性ダンサーは、高貴で特別な存在。』
『存在、そのものが王子でなければならない』
『文武両道に優れ、人格、色々な面で他を圧倒する魅力』云々・・・。
色々、持ち上げすぎてきたせいか、
自分も、そうした王子を踊る男性ダンサー大きく理想化してしまっていました。
そんな理想を前に、実際、目にする男性ダンサーのほとんどが、
・髪はみんな茶髪、ブレスレットジャラジャラ。
・香水きつい。
・収入のほとんどを車に費やし、人生に刹那的。
・タバコすって、ポケモンやスマホゲームに熱中して
・男子同士だと、女の誰々と寝た話や、主催の先生の悪口。
『進路迷っているので、なんで、バレエダンサーの道を選ばれたのか、聞いていいですか?』
と聞いてみたことがあるんだけど。
『俺さー、頭悪くて、バレエ以外、行く道がなかった』
『女にモテるから』
などなど・・・。
うーん、バレエの夢はどこに・・・?
先生の理想像の王子とだいぶ違わなくね?
と、感じた自分がいたのでした。
先生からは、『男の子は、高校に入るまでバレエを続けていたのなら、絶対にプロで食べていける。』
『子供からやってる男性バレエの場合、プロとして生活できなかった子は、私の経験上いない。』
『男の子だし、スタイルも雰囲気もいいし、コンクールで入賞もしているし、バレエダンサーの道をすすめるよ。もったいない!』と言ってくださっていたのですが、
通っていた中高一貫校の頭のよい先輩達の方が、もっとはるかに年上のバレエの男性先輩よりかっこよく見えたので、勉学の道をより追求していこうと、バレエを辞めてしまったのでした。
バレエとの縁
高校は勉強と格闘技に熱中し、慶應大学に無事入学。
バレエとは距離をおき、ストリートダンスのサークルに入りました。🕺
そこで初めての彼女ができるのですが、バレエを長年やっていた子。
そして、今付き合っている子は、EU出身の現役のプロバレリーナ。
なんだか自分に、もう一度バレエと直面せよ、という通達のようで、大学時代から、徐々に、バレエ再開に向けた活動をはじめるのでした。
といっても、卒業後、仕事が忙しくて、あまりバレエらしバレエできていませんでしたが・・・(´;ω;`)