バレエと空手 ピルエットで3回転以上回るには
前に書いたことがあるけど、僕は、昔バレエと一緒に、武道(空手)をやっていました。
野球に空手、バレエと関係なさそうなものも、実は共通した身体の使い方などがあり、
結構勉強になるよ、というのを書いてみたいです。
それが、
「技の力学」
バレエだと、スパイラル・アンディオールとか、


良いこと言っている。
バレエでも、上半身で発生した勢いを、下半身の体幹にもうまく伝えることで、
身体がバラバラにならずに、安定してうまく回れる。

空手未経験者に、蹴ってみて!
というと、
この漫画のように、キックに腰が入っていないことが多い。
バレエも、空手も、肩甲骨から足が生えている
と思って、動いている。
このため、ピルエットの入りの蹴り足を、上半身の体幹に伝え、
連動して、上半身のアームスの勢いを、今度は、逆に下半身全体に伝える。
空手の蹴りを練習しながら、バレエの身体の使い方に気づいたりしていました。
だから、女性のバレエの先生がよく教える、
ピルエットのアームスで、
一度、手を開いて、そして閉じる→まわる。
あれって、下肢のエネルギーと、アームズの動きが分断され、うまくナンバで連動できないからNGだと思っています。
勢いを殺す1,2回転ピルエットならよいけど、
何回転も回るピルエットを出す時は、両腕同時か、
ほんのわずか一瞬、まわる方のアームスを先出しして、勢いを時間差で生む。
この2つしかない。
でないと、アームスとボディー、下肢がナンバでまとまって回転できなくなるから。
別に僕は、プロでバレエやっているわけじゃないんだけど、
運動力学的には、こうだと、自分の中で、つきつめて出した答えです。
今回、バレエばかりでなく、たまに、違う運動から得られる気づきも多いよ、
ということが言いたかったです。

「Inside ballet technique」 僕がバレエ教室通っていた時、何度も読み返していた名著。
お世話になりました。この本。